ハナヒゲウツボとはウナギ目ウツボ科に分類される魚類です。
ウツボ類の中でも体は鮮やかな色をしており、鼻先の肉質突起が特徴的です。
大きさは最大で130cmにも達します。
体は前後に細長い円筒形だけど他のウツボよりも比較的に細長い形をしています。
鼻孔が片側に2つあるのですが、そのうち前の鼻孔が管状に伸び、さらに先端が花びら状に開きます。
ハナヒゲウツボという名前の由来はここからきています。
上下の顎に細い肉質突起があり、これは髭のように見えます。
特徴として、体色が成長とともに変化します。
雄性先熟の性転換を行うそうです。
ハナヒゲウツボの幼魚とは一体どういうものなのでしょうか。
青いハナヒゲウツボに会えると聞きまして!お一人さま水族館。
いたよー!頭しか見せてくれなかったけど美しき蒼さは充分に堪能できました(*´∀`*)幼魚の黒いハナヒゲウツボは絵本の「にじいろのさかな」とコラボしてるし!何これ可愛いよ(*゜Д゜*)!#アクアパーク品川 #ハナヒゲウツボ pic.twitter.com/eFjPKpt90j— 高田尚子 (@kamachi1192) 2018年2月23日
ハナヒゲウツボの幼魚は透明??
ハナヒゲウツボの幼魚の体色は黒色です。
成魚になるにつれて体色が青色へと変化していきます。
稀に黄色がかることはありますが、日本では外国で見られるような全身黄色にはならないようです。
この時までは雄で、ここから徐々に雌になっていきます。
残念ながら雌の観察例は少ないようです。
腎臓と生殖巣が肛門より後方にありますが、これは他の脊椎動物にはみることができない特徴であります。
上あごの肉質突起がリボン状なので、英名でリボンイールと呼ばれます。
いつもは砂の底の岩の穴から上半身を出していて全身を巣穴へ隠すことはめったにありません。
餌を捕食するときや敵を威嚇する際には巣穴から身を乗り出しますが、全身を出した状態を観察されることはほとんどありません。
けれど、熟練のダイバーは、ハナヒゲウツボが巣穴から出て他の巣穴に移動する時に全身の姿を見たりしているそうです。
まとめ
海に潜って一般の方が見つけることは難しいとは思いますが、ダイビングなどではダイバーがハナヒゲウツボの居場所を把握しているため比較的見つけることができます。
ハナヒゲウツボの全身の姿は珍しいので、ダイビングをする際にはそのことを踏まえて意識しながら潜るとより楽しめるのではないかと思います。