世界最強と言われて名高いクマムシ。
物理的に力が強いわけではありません。
足が早いわけでもありません。
サイズが大きいわけでもありません。
むしろ、そういう点で行くと、クマムシは弱いと言っても決して間違いではない動物でしょう。
しかし、実はある特徴を持っていて、その特徴が「世界最強」と言われることにも繋がっています。
実は、そんなクマムシは、卵の時から世界最強であるらしい、という話もあるんです。
というわけで、今回はそんなクマムシがどうして最強と言われているのか、そして、卵も本当に最強なのかということを見ていきたいと思います。
皆さんどうか聞いてくださいね
クマムシの卵はとても可愛いのです
胎内に居る時の母体との姿を横から比較してごらぁさい
枝豆かな???ンー❤
脱皮しながら卵を産む様はほんに愛らしく、いじらしく、「がんばぇー!まけぅなー!」と応援したくなるでしょう?
レッツトライ 枝豆食べたくなった pic.twitter.com/GcBNHiSXd7— 赤木 美奈☯M!na AkaG! (@AKAGOGAKA) 2017年3月28日
どうしてクマムシは最強と言われているの?
まず、クマムシとはなんなのかというと、緩歩動物と言われる動物の総称です。
サイズは50マイクロメートル~1.7ミリメートルと非常に小さい動物です。
その最大の特徴は、「乾眠」と呼ばれている状態になることで、とてつもない環境耐性を手に入れることができるということです。
その字の通り、乾燥状態になるとそれになるのですが、その状態のときには、なんと真空中でも生存できるのです。
乾眠状態のときには動くことはできませんが、水をかければ再び動き始めます。
乾眠に入ることができる動物は他にもいるのですが、どの成長段階であっても乾眠することができる種類というのはほぼクマムシだけであり、かなり珍しい生態を持っているとされています。
真空中で生存できるだけでなく、75000気圧まで耐えることができたり、極度の乾燥状態に耐えることができたり、絶対零度にも耐えることができたり、というような耐性を持つのです。
クマムシの卵も最強なの?
実は、その乾眠状態と同じような環境耐性が、クマムシの卵にもあるということが明らかにされている実験などがあります。
その時には、放射線に一時間さらされた後でも孵化することができた個体があった、というような報告がされています。
もちろん、絶対零度での耐性、80℃までの高温への耐性なども確認されているため、クマムシの卵にも人智を超えた環境耐性があることが明らかになっています。
まとめ
どんな環境でも生きていくことができるクマムシ。
これから環境に変動が予想される地球上で、彼らの研究というのは重要になってくるかもしれません。