海底に潜むギャングと呼ばれ、一度狙った獲物は切り裂くまでその口から離すことがない、正に向かうところ敵なしと言っても過言ではないオニイソメ。
そんなオニイソメであっても海の中に住んでいれば、天敵は存在するのではないでしょうか?
今回はオニイソメが恐れる天敵はいるのか、またそれは何なのかを調べて行きたいと思います!
オニイソメには天敵がいるの?
オニイソメは夜行性で、海底に身を潜め、自身よりも体の大きなものまで捕食することでも有名です。
また、自身より大きな獲物は噛みついた際に麻酔のような眠くなる作用の毒を注入していると言われています。
そうして、動きが弱くなった獲物をじっくりと捕食していくのです。
しかし、残念ながらオニイソメ自体の生態はまだすべてが解明されたわけではないので、天敵がこの生き物です!といった確実なものはないのが現状です。
しかし、大型の『ハタ科』の魚と攻撃的な性格の『モンガラカワハギ科』の魚が天敵ではないかと言われています。
凶暴な生き物は上には上がいるのでしょうね。
では、早速この2種類のお魚がなぜ天敵ではないかと言われているのかについて見ていきます。
まずは「ハタ科」のお魚は一般的には高級魚として知られていますが、すべての種類が肉食性で大型のハタ科のお魚さんは岩礁やサンゴなどの食物連鎖でも上位に立っています。
オニイソメはサンゴなどに付着していたりするので、小さいものであればやられてしまう可能性はあります。
また、攻撃性の強い「モンガラカワハギ科」のお魚は縄張り意識が強くなる産卵期には、その性格がとてつもなく攻撃的になり、相手が人間であっても手を緩めることはなく、歯をむき出して噛みついてくるのです。
ちなみに卵はサンゴ礁の中のある一定の場所に産み付けるため、それを守るために攻撃的になります。
オニイソメが潜むことの多いサンゴ、そこに現れたら凶暴なモンガラカワハギ科のお魚はオニイソメを攻撃して卵をも守るために戦うことになるでしょう。
まとめ
オニイソメの天敵について今回は調べてきまいたが、オニイソメはまだ解明されていないことの多い生き物、確実な天敵とされる生き物についてはまだちゃんと解明されていないのが現状。
実際、アクアリスト達は今回挙げた天敵とされるお魚も、もしかしたら獰猛なオニイソメには敵わないのではないかと考えている人は少なくありません。
もしかしたら、オニイソメには本当に天敵はいないのかもしれませんね。