皆さんはミツクリザメというサメをご存じですか?
深海に生息するサメで、その恐ろしい風貌から、「ゴブリンシャーク」や「悪魔のサメ」などと呼ばれているサメです。
一体どのような特徴のあるサメなのでしょうか?
ここでは、ミツクリザメの特徴についてご紹介します。
(シゲル)ミツクリザメ(標本) pic.twitter.com/8iWcuAONCm
— プリン大魔王@D13スイーツ部隊初代隊長 (@purindaimaooo) 2018年6月25日
ミツクリザメの特徴は?
ミツクリザメは普段泳いでいるときは一般的なサメと同じような風貌をしています。
大きさは5~6m程で、ブレード状の長い吻(鼻先)が特徴です。
背びれは2基あり、胸ビレ、腹ビレ、尻ビレがあります。
尾びれは上半分が長く、下半分は上に比べてかなり短いことも特徴的です。
ここまで書いた特徴で、恐ろしい見た目を思い浮かべる方はあまりいないかと思います。
ミツクリザメが恐ろしい見た目になるのは、餌を食べるときです。
長い吻の下に口がありますが、獲物を捕食するときにこの口がえらいことになるのです。
ミツクリザメは餌を食べるときに、口を大きく開き、その口がなんと飛び出してくるのです。
口が飛び出してくる距離は、上あごで全長の8.6%、下あごで全長の9.4%もの移動距離になるそうです。
まさにエイリアンでも見ているような気分になってしまいますね。
ミツクリザメは水から上がると顎が出てしまう?
ミツクリザメは深海に住んでいるサメのため、水圧がなくなってしまうと出血し、普段は閉まってある口が飛び出してしまうようです。
この出血して全身が赤くなり、口が飛び出した姿を見て、「ゴブリンシャーク」などの恐ろしい名前が付けられたようです。
普通に泳いでいる姿はなかなかサメらしいのに、なんだかかわいそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは、ミツクリザメの特徴についてご紹介しました。
ミツクリザメは深海に生息しているサメのため、普段目にすることはほとんどないようですが、まれに漁の網に引っかかったりしたものが水族館などで展示されることもあるようです。
水族館ではあまり長生きすることができないようなので、機会があったら急いで見に行ってみるといいかもしれませんね。