日本最大の等脚類と言われているオオグソクムシ は、最近では、その姿のグロテスクでサングラスをかけたような目を持つ姿から、かわいいというファンもいるほど水族館では一部マニアに人気があります。
静岡県焼津市に10,000円以上ふるさと納税すれば、生きたまま返礼品として送られてくるそうですが、タダでも要らないという意見と、かわいいから飼ってみたかった、食べてみたかったなど、物議を呼びました。
さて、そのオオグソクムシの寿命はどれくらいか、皆さんはご存知でしょうか?
オオグソクムシの寿命について
結論から言いますと、オオグソクムシ の寿命は今のところ分かっていません。
同じ仲間でオオグソクムシの3倍の大きさのダイオウグソクムシの寿命は20年から40年と言われています。
鳥羽水族館のダイオウグソクムシは、何年も餌を食べない状態で、6年生きましたが、飼育下で長生きしている例がないのが現状です。
オオグソクムシも、20年くらい生きるのではないかと言われていますが、まだ20年飼った人が居ませんので、分かっていません。
オオグソクムシはダンゴムシの仲間ですが、ダンゴムシは寿命が2、3年です。
しかし、ダンゴムシは非常に繁殖力があります。
オオグソクムシは、ダイオウグソクムシに比べれば、活発に食事をし、脱皮も命に関わるほど難しくはありません。
体を成長させるために脱皮し、また、交配が終わったメスは、子どもを育てる体へと変化するために脱皮します。
まとめ
オオグソクムシは深海の生き物ですから、海水作るのも大変ですし、適切に水温を管理するのも大変です。
オオグソクムシを含め、深海に住む生物はまだまだ分かっていないことが沢山あります。
逆に言えば、未知の世界をこれから解明していくことができるのです。
オオグソクムシを正面から見ると、サングラスをかけているようなちょいワルさが、なかなかかわいいと思いますが、皆さんはどうでしょうか?
あなたも水族館でオオグソクムシを見かけたら怖がらずにぜひじっくり観察してみて下さい。