海底のバケモノと呼ばれ、獲物を感知すると獲物が半分に切断されてしまうほどの速度で攻撃することで知られている「オニイソメ」。
飼育している水槽の中に現れたら、そんなことを考えたらたまったもんじゃありませんよね。
今回はそんな海底のバケモノ、「オニイソメ」が水槽内に現れたらどうやって駆除するべきなのでしょうか?
その方法について考えていきたいと思います!
去年、オニイソメの魅力を知らなかった僕は写真だけ撮ってリリースしたのをとても悔いているので今年は必ず連れて帰るんだ pic.twitter.com/OQHld0BrQ3
— しゃこふね (@syako_fune) 2018年4月19日
オニイソメが水槽に!駆除方法とは?
オニイソメは昼間は海底の土の下に身を潜め、深夜になると顔を出し活動するようなので飼い主さんが見ていない時にや被害に遭ってしまうのです。
獲物を狙って狩りをする雑食性の生き物で、水槽の中にいると、そこで飼育している魚に攻撃を仕掛けて命を落としていまったり、サンゴは割られてしまったりととても迷惑な生物です。
なぜ新しく設置した水槽内に入り込んでしまうのでしょうか?
その理由に水を清潔に保つために使用されることの多い、自浄作用を持った「ライブロックへの付着」が考えられます。
そして水槽内に見事入ることができたオニイソメはそのまま水槽内で成長していき、大きなもので1m以上にまで成長してしまい、気が付いたらお魚たちが攻撃されていたなんて話を聞きます。
では、もし水槽内でオニイソメを見つけたらどのように駆除できるのでしょうか?
まずはオニイソメが出没する場所にペットボトルのような捕獲容器を使って罠を仕掛けたり、直接ピンセットのようなものでつまみ出すのが直接的な方法なのですが、オニイソメは夜行性で俊敏に動くので、そのためなかなか直接捕獲するのが難しいのが現実です。
そのため、出来るならオニイソメが侵入する前に駆除するのがオススメです。
まずは、侵入の原因である自浄作用のあるサンゴ「ライブロック」をサンゴ用の薬剤で薬浴してオニイソメを殺虫して侵入を防ぎます。
その際に使用するサンゴ用の薬剤は「リバイブ」や「コーラルRX」といったサンゴ用の物以外を使用しないようにしましょう。
サンゴを死滅させてしまうことになります。
まとめ
今回はオニイソメの駆除方法について調べてきました、
オニイソメはとても俊敏な上、夜行性なのでなかなか出会うことがありません。
そのため罠を仕掛けたりしてもなかなか捕まってくれません。
できることなのであれば、水槽を立ち上げる際にオニイソメが潜んでいる可能性のある自浄作用のあるサンゴを専用の薬剤で薬浴してオニイソメの侵入事態を防ぎましょう。
海底のバケモノ、オニイソメから飼育するお魚を守るためにできる限りの方法で守ってあげたいですね。