みんな大好きオオグソクムシ! !という人は少ないと思いますが、気持ち悪いけどかわいいという一部マニアに愛される、深海の変な生きものオオグソクムシ 。
自宅で飼ってみたいという方のために飼育法のポイントと大事な水温についてお話ししていきます。
目次
オオグソクムシ、飼育は冷蔵庫に入れる!?
オオグソクムシは日本中陸部から台湾などの水深150メートルから600メートルの深海に生息する生きものです。
だからといって水圧が必要ということはありませんが、深海のような環境が必要になります。
では、オオグソクムシの飼育ポイントを簡単に説明していきましょう。
光の届かない環境にする
オオグソクムシの目は、300個ほどの複眼(望遠レンズのようなもの)で形成されていて、光を浴びすぎると壊れてしまいます。
海水を適切に作る
オオグソクムシは海の生き物ですから、淡水では生きられません。
汲み置いた水に人工海水または深層水を適切な濃度にして、2.3週間に一度、3分の1ずつ換水を行いましょう。
水温をこまめにチェックする
オオグソクムシは10度から17度に管理する必要があります。
冬は専用のヒーターをつけて温め、夏はクーラーの下で水温が上がりすぎないようにします。
巷では、夏場には冷蔵庫に入れると良いという話もありますが、お勧めしません。
冷蔵庫は通常1度から5度に設定してあると思います。
ですから、オオグソクムシを飼育するには冷たすぎます。
水質管理をする
オオグソクムシはそこそこの水質悪化には耐えられますが、それでも前述したように、 2.3週間に1度は換水を行う必要があります。
また、極度にびっくりすると、 外敵から身を守る汁を口から出します。
この汁は外敵に対して非常に有効ではありますが、残念ながら、オオグソクムシ自身も攻撃してしまう強烈なものなので、常に水質には気を配らなくてはなりません。
オオグソクムシの飼育ポイント!水温の注意事項!
オオグソクムシは10度から17度の水温を好みます。
ここで注意しなくてはならないのは、水温の上限と下限を守ることを徹底しなくてはならない、ということです。
オオグソクムシは10度を下回ると動かなくなりなにも食べなくなります。
また、17度を超えると、急に激しく動き回り、ついに亡くなってしまうことがあります。
高すぎても低すぎてもオオグソクムシにはよくないので、温度調節は毎日行い、気を配ってあげましょう。
まとめ
オオグソクムシの飼育ポイントは、以下の通りです。
・光の届かない環境にする
・海水を適切に作る
・水温をこまめにチェックする
・水質管理をする
これさえクリアすれば意外に簡単に飼育することができます。
環境が良ければ子どもが生まれることもありますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。