皆さんはクマムシという生物のことをご存知でしょうか。
決して特別なスープを誰かにあげるお笑い芸人のことではありません。
実はこのクマムシというのは、世界最強の生物と言われることもある生物なのです。
そんな生物が実は、私達の身近にもいるんです。
かなり小さくて視認することは難しい動物なのですが、そんなクマムシがどこにいるのか、ということを今回はご紹介したいと思います。
合わせてクマムシがどういう生物なのか、ということも簡単に紹介したいと思います。
クマムシとは?
クマムシとは、緩歩動物と言われる動物の総称で、その見た目がクマに似ている、と言われたところからそのような名前で呼ばれるようになりました。
体長は50マイクロメートルから1,7ミリメートルと非常に小さい動物です。
どうしてそんな生物が世界最強と言われることになったかというと、クリプトビオシスという乾眠状態に入ることによって、とてつもない環境耐性を手に入れることができるからなのです。
その状態に入ると、例として、絶対零度という超低温環境でも生存することができたり、真空状態であっても生存することができたり、といった環境耐性を手に入れます。
とは言っても、クリプトビオシスに入っていない普通の状態ではそんなふうな極限状態に耐えることはできないので、どんな環境でも飼育できる、という認識は誤りです。
クマムシの生息地とは?
クマムシが住んでいるのは基本的にコケの中です。
身近なところでは、ギンゴケなどの中に住んでいることもあります。
ギンゴケというのは、土の上だけでなく、コンクリートの壁の上などにも生えているコケですので、都会だからといって見つけることができない、というわけではないようです。
クマムシの分布
上記の通り、クマムシは結構どこにでも生息することができる動物です。
なので、基本的に地球上のどこにでも生息しています。
それぞれの分布場所によって生息している種などに差はあったりするのですが、基本的にどこにいてもクマムシ自体を発見することは容易でしょう。
まとめ
世界最強、と言われているクマムシ。
実は身近に存在しているんですね。
今朝見たコケの中にいるかも知れない、と考えると少しロマンを感じてしまいますね