アカザエビを見たことはありますか?
アカザエビは、高級食材として知られているテナガエビとして高級レストランなどに卸されています。
深海約200メートルほどのところに生息しており、日本固有の生き物なんですよ。
最近では漁獲量も減っておりますし、海外への出荷も多いようです。
そんな滅多にお目にかかれないアカザエビ、はたして「飼育」という面からみるとどうなんでしょうか。
アカザエビって飼育出来るの!?
アカザエビは先ほども述べましたように、深海に生息しています。
深海での環境をなるべくならそのまま再現しなくては生きていけませんよね。
果たして、再現できるのか。
はたまた本当に飼育することは出来るのか。
実はアカザエビの飼育、一般の家庭で飼育する例はほぼないようです。
どうしてかというと、飼育には飼育環境や設備の管理が必要だからです。
水族館などで展示することは出来ます。
それは深海のプロがいるから。
水槽の環境での温度は約10℃。
水槽の下には砂を入れます。
アカザエビは雑食なので共食いをしますので単独飼育、もしくは大きな水槽で2匹ほどで飼育します。
もちろん、小魚などを一緒に入れておくと大きなはさみで食べてしまうかもしれません。
普段は深海で、上から落ちてきた魚などを食べているようですので・・・
飼育する水は、海洋深層水が好ましいです。
私たちが知っている水とは異なり、もちろん水道水ではないですし、病原菌や細菌、汚染物質が限りなく少ないものになります。
海洋深層水ではなければ、水深100メートルより深い場所の海水を使いましょう。
フィルターなどを設置し、水質の悪化を防ぎましょう。
さらに水流も必要ですが、エアレーションで空気を送る程度の水流で十分です。
まとめ
高級食材であるアカザエビ、飼育、繁殖できればいいのですが、なかなかそれは難しいのが実際問題。
深海に生息している生き物を飼育するのはかなり難しいようです。
というのも、生態が未だ分からない生き物も沢山いますからね。
やはり深海って神秘的で惹かれるものがあります。