近年ペットとしても人気のある深海生物、オウムガイ。
水の中を揺蕩うようにゆったり泳ぐその姿は、見ていてとても可愛らしいですね。
今回は、そんなオウムガイの飼育方法をご紹介していきたいと思います。
オウムガイに餌やり なう!(ฅ•̀ㅁ•́ฅ) pic.twitter.com/rGfKpWknwD
— 癒乃さえり (@Samiryua) 2016年10月14日
オウムガイの飼育・給餌のポイント
オウムガイは、自力で捕獲や輸入を行うことは難しいため、基本的には海洋生物を取り扱うショップで購入することになります。
しかし、こういったお店でもオウムガイが販売されていることはごくまれですので、お店を常にチェックし、入荷されたタイミングを狙って購入する必要があります。
めでたくオウムガイが購入できたら、まずは海中で生活していた時と同じ環境を作ってあげましょう。
最適な水温は20度前後。
非常に綺麗な海にのみ生息しているので、雑菌にはめっぽう弱いです。
ろ過装置や殺菌灯を購入し、水槽の掃除を毎日欠かさず行いましょう。
飼育するときは、極力他の生き物を入れないようにしましょう。
前述のオウムガイの性質のため、他の生き物と一緒に飼育するのはとても難しいです。
同じオウムガイ同士なら複数で飼うことも可能ですが、その際は一匹で飼う時よりも大きな水槽を用意してあげましょう。
主な餌となるのは、小型のエビやカニなどの甲殻類や小魚などですが、鶏肉を好んで食べるという話もあります。
市販のものだと、クリルと呼ばれる乾燥させたオキアミが適しています。
熱帯魚などの餌として売られていますので、比較的手に入りやすいと思います。
餌をあげるときは、口元まで持っていって食べさせてあげましょう。
オウムガイは動きが遅く、遠いところにある餌を自力で捕獲することが難しいためです。
これを怠ると、オウムガイが十分に餌を食べられないばかりか、水槽が食べられなかった餌で汚れてしまい、オウムガイの寿命を縮めることになってしまうので注意してください。
まとめ
オウムガイの飼育の仕方をご紹介しました。
なんとなく飼育の流れがイメージできたのではないかと思います。
オウムガイは飼い方にちょっと工夫が必要ではありますが、ポイントをひとつずつ押さえていけば、問題なく飼育することができます。
オウムガイをペットとして自宅にお迎えすることができた時は、ぜひ参考にしてくださいね。