デメニギス 生息地
ニギス目デメニギス科属するデメニギスは、透明な頭に丸いスタイルの深海生物になります。
なかなか出会うことがないデメニギスには、どこに行けば会えるのでしょうか。
デメニギスは、日本国内でも生息しているのでしょうか。
また、生息地はどこなのでしょうか。
デメニギスの生息地はどこ?
深海生物と言われるデメニギスは、主に太平洋北部の亜寒帯海域に生息しております。
水深400~800メートル辺りを生息域として、生息しているとのことです。
エリアは、中国北東部から朝鮮半島にかけて、また、ロシア、ドイツ東部から東ヨーロッパ、アルプス山脈周辺、コーカサス山脈周辺、アメリカ北部からカナダにかけてと、ユーラシア大陸、北アメリカ大陸と幅広く、緯度40℃以上のエリアに生息していることが分かっております。
日本では、東北から上の北海道全域にかけて、生息しているのではないかとされております。
ごく稀にですが、北海道周辺の海域に仕掛けられた魚網にかかることで生存が確認されていたそうですが、網に引っかかった状態で発見されるため、傷のない状態では確保できておりません。
そのため、デメニギスの生態を知ることは難しいとされております。
ちなみに、世界で初めて発見されたのは、1939年。
デメニギスが深海の中で自然に泳ぐ姿が初めて撮影されたのが2004年。
この映像を見た人々は、その泳ぐ姿を見て歓喜したそうです。
透明な頭に緑色の触角が光り、その姿はまるで宇宙人だと言わしめ、全世界に向けて、その映像を公開しました。
今も、謎が多く残る深海生物デメニギスですが、近い将来、深海生物を展示する水族館で、自然に泳ぐデメニギスの姿を見ることができるかもしれません。
まとめ
わたし達が想像する海の世界は、真っ青から深い緑ですが、深海は、真っ暗な世界になります。
水温は4℃前後。
地球が誕生して、地上では様々なものが開発され発展を遂げておりますが、40億年以上前から変わらない深海の世界では、今もデメニギスほか、様々な深海生物が生きております。
研究が進み、その生態が明らかになることで、デメニギスの繁殖、産卵、成長が見られるかもしれません。