デメニギスは傷のない状態での捕獲が難しい深海生物になり、未だ、その実態が判明できておりません。

研究者たちが熱心に研究を進めるデメニギスには、どのような特徴があるのでしょうか。

また、大きさは、その透明の頭の中に脳は存在しているのでしょうか。

デメニギス 生息地

デメニギスの大きさについて

デメニギスの最大体長は、約15センチ

深海生物と聞けば、シーラカンスのような生きた化石を想像するあまり、もっと大きな生物を想像してしまいますが、実は、最大で15センチと、そう大きな深海生物ではありません。

ですが、そのわずか15センチの身体には、透明の頭と胴体、尾びれ、腹びれがあります。

この神秘的な深海生物は、獲物を獲る時以外は比較的ゆっくりと泳いでおり、危険を察知しない限り、長い距離を泳ぐこともありません。

ちなみに、日本国内においては、東北から北海道にかけて、生存しているとのこと

ごく稀にですが、捕獲できることもあるとのことです。

デメニギスの特徴について

デメニギスの特徴は何といっても、透明の頭になります

ゼリー状の物質が詰まった頭の中に上を向いた筒状の2つの目は、実は、回転します。

ただその場所にあるだけの目ではなく、獲物を見つけた際、ぐるっと上下に回転し、餌を追いかけることができるとのことです。

また、下腹にあるヒレを使って、静止することができるほか、そのヒレを小刻みに動かし、素早く移動することもできるとのこと。

ゆったりと泳ぐイメージが強い深海生物でしたが、想像以上に動きが早く、その早い動きで餌となるクラゲを追いかけることができているのかもしれません。

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デメニギスに脳はあるの?

デメニギスに脳はあるのか。

透明の頭の中に見えるのは、筒状の2つの目と2つの鼻になり、脳らしき物体は見えてはいません。

ですが、2つの緑色の目には、餌となるクラゲや小魚の発光能力を無にする特殊なフィルターが備え付けられていると言われております

このことから考えますと、単なる空洞の頭ではなく、餌を捕獲する、自分自身の身を守る能力を持ち合わせているといっても良いのではないでしょうか。

まとめ

管状眼と呼ばれる2つの目をもつデメニギスは、筒状の2つの目を回転させることによって獲物を捕獲します。

真っ暗な深海の中、わずかに差し込む光を取り込み、獲物を見つける能力こそが、神秘的だと言われる所以かもしれません。

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