ホームアクアリウムなどで人気の生き物のひとつに、オウムガイが挙げられます。
ゆったりと水槽の中を泳ぐその姿に癒される人が続出。
売っているお店もほぼなく、希少なその姿に夢中になる人が後を絶ちません。
そんなオウムガイ、飼育するためには現実的にどのくらいのお金が必要なのでしょうか。
オウムガイそのものの値段ももちろんですが、飼育に必要な水槽やその他の器具のお値段も気になるところです。
今回は、オウムガイを自宅にお招きするにあたってどのくらいの費用がかかるのか、具体的にご紹介していきたいと思います。
オウムガイを飼育するために必要な物の値段
まず、オウムガイ自体の値段からご紹介していきましょう。
オウムガイは、熱帯魚や海洋生物の取り扱いがあるペットショップや専門店で売られていることがあります。
値段は個体によってさまざまですが、おおよそ10,000円から20,000円が相場であると言われています。
ただし、2017年にワシントン条約の附属書2にオウムガイが記載されたため、現在日本国内での流通は極端に減少しています。
このため、売られていたとしても価格が上がっている可能性があるので注意してください。
そして次に、オウムガイを飼育するために必要な器具類の値段です。
まず、水槽。
ここでは十分な広さのある90cmの水槽を例に挙げてみます。
お安いものだと8,000円ほどで買えるようですが、オウムガイを飼う際は水槽にろ過装置がついたものを買わなければなりません。
オウムガイに適していると言われるオーバーフロー式ろ過水槽の場合、相場は40,000円から50,000円。
一気に価格が跳ね上がります。
そして、オウムガイの生命維持に欠かせない殺菌灯のお値段は10,000円前後。
これまた必須のヒーター(クーラー)は30,000円前後。
これらをすべて合わせると、お安く見積もっても90,000円はかかる計算になります。
更に、毎日の餌代や照明など、その他の費用もかかってきますので、最低でも100,000円以上はかかるとみておいたほうがよさそうです。
オウムガイそのものよりも、飼育器具の費用のほうが大きいですね。
まとめ
オウムガイを飼育するにあたってかかる費用のご紹介でした。
普通の熱帯魚などを飼うのと比べると、かなり高額になることは間違いないと思います。
ハードルは高めですが、それを乗り越えることができれば、オウムガイとの楽しい毎日があなたを待っています。
もし機会に恵まれれば、ぜひ飼育に挑戦してみてくださいね。