オオグソクムシという生き物をご存知でしょうか?
オオグソクムシは、日本や台湾などの深海に生息します。
しかし、底引き網漁の網に引っかかっては中の魚を食い散らかすため、長い間、漁師さんの嫌われ者でした。
近年では、そのちょっと気持ち悪い姿がウケて、一躍水族館の人気者になり、家で飼いたいという一部のマニアも出現しています。
オオグソクムシの餌は?何を食べるの?
オオグソクムシは深海の掃除屋と言われています。
それは、オオグソクムシが深海に沈んでくる魚やイカの亡骸や弱ったヒトデを食べるため、掃除するように見えるためにそう呼ばれているのです。
では、飼育下ではどんな物を食べているかというと、アジやイカなどを与えると、オオグソクムシは喜んで食べます。
貝類を与えても良いでしょう。
オオグソクムシは雑食性の生き物ですので、米飯の残りでも何でも食べます。
ちなみに、ご家庭で飼われる場合は、スーパーで切り身の見切り品を与えるくらいで大丈夫です。
元々オオグソクムシは腐肉を食べる傾向がありますので、新鮮である必要はありません。
ただ、脂や血の多いものは水質に影響が出るので、食べ残しがあれば取り除き、水が汚れたようであれば、換水を行ってください。
同じ仲間のダイオウグソクムシは、何年も食事をしないで生き続けたことで有名ですが、オオグソクムシは、それほど絶食したまま生き延びることは出来ません。
せいぜい良くもって、一週間程度です。
しかし、毎日餌を与える必要はありません。
2.3日に一度、食事を与えて下さい。
食べる姿は旺盛で迫力があります。
まとめ
ダンゴムシの足を長くしたような姿のオオグソクムシ。
深海の掃除屋と言われる彼らのその餌は、アジやイカなどの切り身ですが、基本的に雑食性ですので、米飯の残りや、豆腐などそれ以外にも何でも食べます。
ただし、水が汚れないようにしっかり環境を整えることを忘れないようにしてください。
誤解されがちですが、ダイオウグソクムシのように長期にわたって絶食することは出来ません。
2.3日に一度で良いので食事を与えて下さい。