この頃はペットショップで色々な生き物を見ること、購入ができますよね。
水槽の中で優雅に泳ぐ魚、水槽の掃除をしている貝やえび、はたまたくらげや、ナマコなんかも。
珍しく、かわいいセンジュナマコというナマコを知っていますか?
英語でSea pigといいます。
外見はピンクがかっており、海底をちょこちょこ歩く姿は確かに豚に似ているかもしれません。
かわいいセンジュナマコとの生活はできるものか調べてみました。
センジュナマコと一緒に暮らせる?
センジュナマコはどんな生態をしているのでしょうか。
まず、世界中の海にいますが、水深1000~6000mの深海の泥の上で生活しています。
食事はプランクトンなどを好んで食べると言われています。
基本的に群れる生き物ではありませんが、時に群れているように見えるときは下にいっぱい食べるものががあるのかもしれません。
その特徴的な、触手でえさを探して口元のの触手で器用に食べます。
ぷよぷよとした体には、時に寄生虫や甲殻類がついていることがあります。
そうしたセンジュナマコですが、まず飼育するのは環境を整える必要があります。
まず、深海というのは200mから深海と言われており、センジュナマコは1000~6000mに生息しています。
この深海1000~6000mの世界は光がほぼ遮断されおり、かつ水温も0度以下です。
また、深海の水圧も考えなくてはいけません。
普段とても水圧のかかっているところで生活している生き物ですから、地上に上げようとした時点で、水圧がかからなくなり、体全体が膨張し、まともに生活することができません。
食事はプランクトンでしたら手に入りますが、やはり、一番の問題はこの環境を整えることになります。
加圧水槽というものがありますが、一般的にあるものではなく、加圧のため鑑賞するために使うには適しませんし、水温に関しても同様で0度近くに保つようにする設備も観賞用に、とはいかないようです。
こういった水質管理と、水温管理、水圧管理はまず一般では設備は難しく、研究所や一部の水族館にあるようです。
維持をするのに、とても莫大な金額がかかります。
まとめ
かわいい生き物と生活することは、心の癒しとなります。
センジュナマコはそのかわいらしい外見とゆったりとした動きで癒されると思いますが、深海の生物であるため、水質、水温、水圧の環境を整える、ということがとても困難なようです。
もしかしたら今の時代はまだ無理でも、未来では一般的になってる可能性もなくはないので、早くそんな時代が来て欲しいですね。