皆さんはレプトケファルスという生き物をご存じですか?
ウナギなどの幼体と言われている生き物です。
レプトケファルスはまだ分かっていないことがたくさんあり、餌も何を食べているのか詳しくは解明されていないと言われています。
ここではレプトケファルスの餌についてご紹介します。
レプトケファルスの餌は?
レプトケファルスはウナギやアナゴ、ウツボなどのウナギの仲間の幼生になります。
実はこのレプトケファルスはまだ解明されていないことが多いようで、餌も何を食べているのかはっきりとは分かっていないようです。
いくつか説があるので、ご紹介します。
マリンスノー説
ウナギの餌として一番有力なのがマリンスノー説になります。
マリンスノーとは海洋表層で増殖した動物プランクトンや植物プランクトンの遺骸が細菌による分解を受けながら小さな粒子となり、海底に向かって沈下していくものです。
マアナゴのレプトケファルスの消化管からこのマリンスノーが発見されたことで、レプトケファルスはこのマリンスノーを食べているのではないかと言われています。
オタマボヤのハウス説
オタマボヤはホヤの仲間の動物プランクトンで、餌を食べるときにハウス(包巣)と呼ばれるゼラチン質の物質を作ります。
一日に10個ほど作ると言われているようで、海の中にはたくさんのハウスが漂っていると言われています。
このオタマボヤのハウスがマアナゴなどのレプトケファルスの腸から発見されたことで、レプトケファルスの餌はオタマボヤのハウスなのでは、と言われているそうです。
ゼラチン質動物プランクトン説
ヨーロッパウナギの消化管の内容物を遺伝子解析した結果、微小なクラゲなどのゼラチン質動物プランクトンが有力であると言われたようですが、同じ手法でニホンウナギの消化管内容物を調べた結果、特定の餌となる生物は出て来なかったそうです。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは、レプトケファルスの餌についてご紹介しました。
ウナギのレプトケファルスは、サメの卵を原料にした人工飼料での餌付けが成功しているようです。
近い将来、ウナギの価格がお手頃価格になるかもしれませんね。