クマムシという動物をご存じでしょうか。
もしかすると、世界最強の生物というフレーズで聞いたことがある人は多いかもしれません。
そう言われているのも、クマムシが持っているある特徴から来ています。
体が大きいのでしょうか?毒を盛っていたりするのでしょうか?
ということで今回は、クマムシがどういう生物なのか、ということを紹介していきたいと思います。
合わせて、クマムシの生息地なども紹介していきたいと思います。
クマムシの大きさや特徴
クマムシとは、緩歩動物という動物の総称です。
およそ1000種類以上はいると言われています。
その大きさですが、実は50マイクロメートルから1.7ミリメートルほどと非常に小さな動物です。
それがどうしてクマムシ、などと言われるのかというと、体型がクマのようにずんぐりとしているからです。
そんなクマムシの最大の特徴が、乾眠という状態に入ることができるということです。
この状態になることで、通常の生物では考えられないような環境耐性を見せます。
まず温度耐性。
なんと、150℃から絶対零度まで耐えることができてしまいます。
およそ地球上のどんな環境でも生きていくことができるようです。
さらに、放射線にさらされても生存することが可能というのですから、驚きです。
このように、人間では考えられないような環境耐性を持っていることから、世界最強の生物などと呼ばれることがあるようです。
クマムシの生息地って?
そんなクマムシがどこに住んでいるのか、ということをお話ししましょう。
実はクマムシは、熱帯から深海底、高山から温泉の中まで、ありとあらゆるところ生息しています。
コケの中に生息していることが多いので、実は都会でも見つけることはできます。
コンクリートなどに生えているギンゴケなどを採集し、処理を施すと、クマムシを観察することもできるようなので、見てみたいという方は是非チャレンジしてみてください。
まとめ
世界最強と言われながら、ありとあらゆるところに生息している小さな動物クマムシ、もしかしたら、あなたのすぐ隣にもクマムシは生きているかもしれません。