深海に住む不思議な生き物として、水族館で人気のオオグソクムシは、日本の中陸部や台湾などの深海に生息する甲殻類で、スナホリムシ科に属します。
オオグソクムシは、最近ではキモかわいい容姿がウケて、ペットショップで売られることは稀ですが、ネットなどで2,500円くらいで売られています。
2017年に、静岡県焼津市のふるさと納税を10,000円以上した方に生きたまま送られる返礼品としてあげられ話題となりました。
また、丸ごと煎餅に商品化されたりするなど、グロテスクでインスタ映えする生き物として知られています。
しかし、その生態はまだまだ分からないことが沢山あります。
オオグソクムシの呼吸方法は?
オオグソクムシは、エラ呼吸をします。
エラがどこにあるのか?
見た目からは分かりにくいですが、オオグソクムシ をひっくり返してみると分かります。
オオグソクムシのエラは、お腹の足の付け根部分にエラがあるのです。
オオグソクムシは、大具足虫、と書きます。
具足とは鎧のことです。
ゾウリムシやダンゴムシの仲間で名前の通り、鎧のような身体をしていますが、触って見ると、思っているより柔らかみがあります。
見た目がダンゴムシに似ていることから、海のダンゴムシとも言われていますが、どちらかといえば、生態はフナムシに似ていると考えてください。
ダンゴムシとシャコの中間のような姿をしています。
余談ですが、巷では、ダンゴムシはエラ呼吸すると言われていますが、ちゃんと呼吸器官がありますのでエラ呼吸ではありません。
また、同じ仲間のダイオウグソクムシも、体の構造は似ていて、エラ呼吸をしますが、オオグソクムシに比べて非常に動きが緩慢で何時間も動かないこともしばしばです。
まとめ
海のダンゴムシとも言われるオオグソクムシは、どこで呼吸するのか見た目には分からない不思議な生き物と言われています。
オオグソクムシは、足の付け根にエラがあり、エラ呼吸をします。
そこが、陸上のダンゴムシとの違いです。