ホテイウオってご存知ですか?
七福神のホテイ様に似ていることから名付けられたとも言われますが、とっても可愛らしい姿をしています。
カサゴ目・ダンゴウオ科に分類される海水魚で、その愛らしさからひそかに人気の高い魚です。
そんなホテイウオを飼育してみたくなった方もいらっしゃるかもしれませんが、ホテイウオはどのように飼育できるのでしょうか?
また、どこで入手すればよいのでしょうか?
今回はホテイウオの飼育方法について少し調べてみましたので、ご紹介いたします。
ホテイウオの飼育について
飼育方法のご紹介に入る前に、少しだけホテイウオの生態について触れておきたいと思います。
おもな生息場所はオホーツク海、ベーリング海、カナダ西岸あたりとなっていて、寒い海域に生息している魚です。
生息域からもご想像いただけるとおり、飼育水は人工海水で行います。
また暑さには弱いので水温には充分気を付けないといけません。
15-20度を保つ必要がありますが、夏場はその水温をキープするのはとても難しいです。
そこで、水槽クーラーが必要となります。
次に水槽の大きさを見ていきましょう。
魚が小さいうちは30cm以上の水槽でスタートしても、大きくなると体長は30-40㎝にもなるということを念頭においておく必要があります。
最終的にそのくらいのサイズになっても飼育できる環境を整えてあげる必要があります。
そのほか、ろ過装置も必須です。
またホテイウオが落ち着いて住める環境を整えるため、隠れ家になる岩なども入れてあげます。
底砂はどちらでも良いようですが、インテリアとして楽しまれる場合はあった方が良いでしょう。
食性は肉食性で、野生のホテイウオは小さいうちは浅瀬でエビなどを、大きくなるとクラゲなどを捕食しています。
飼育する場合のエサは、ヨコエビやイサザアミ、またダンゴウオ用の人工飼料が良いそうです。
一般的には冷凍タイプのエサに慣れにくいとされています。
自然界では3年ほどで成熟し、産卵を終えるとオスは卵を守り、メスは一生を終えるようです。
飼育環境下での寿命はだいたい2年ほどだといわれています。
そう考えるととても短いですね。
では、生きたホテイウオはどこで入手できるのでしょうか?
ペットショップなどで目にする事もあるようですが、お値段は少し高めです。
野生の個体が入手できる方はホテイウオの稚魚を浅瀬で捕ってきて飼育するのが良いでしょう。
稚魚が見られる時期は春先だそうですよ。
まとめ
ホテイウオの飼育方法についてご紹介してきましたが、その飼育は難しい部類に入るので、アクアリウム初心者には向いていないようですね。
その見かけがとても可愛いので、衝動的に飼いたくなってしまう人もいるかもしれませんが、最期まできちんと飼育できるのか考えた方が良いでしょう。