水族館でマンボウを見た方も多いのではないでしょうか。
平たくて大きいのが特徴的な魚ですが、顔を見ると何となく愛嬌のある表情をしています。
多くの方々の癒しの魚とも言えるかもしれません。
しかし、このマンボウは実はあまり生態については謎が多い魚なのです。
マンボウの生態は謎だらけ?
まず、マンボウはどんな魚の種類になるのでしょう。
スズキ系フグ目マンボウ科マンボウ属に分類されています。
大きく分けるとスズキやフグの仲間になるのです。
良く見ると何となくフグの様な顔に見えませんか?
マンボウの種類は2017年に125年ぶりの新種が発見されて、現在7種類が世界中の海を泳いでいるのです。
生息しているのは熱帯から温帯の海に生息している事が分かっていますが、近年地球温暖化の影響で、今までマンボウが居なかった北海道付近でも、定置網漁の網に引っ掛かっている事が稀に有るようです。
マンボウは深度700m付近の深海を泳いでいる事も確認されていますが、餌を求めてこの深さまで潜って来ているのかは、謎と言う事です。
深く潜った時にあまりに海水の冷たさで、凍死してしまう個体も確認されており、更に謎が深まっています。
マンボウの生態は非常に謎だらけで今だに解明されていない部分が非常に多のです。
海面で体を横にしてプカプカと浮いている所を目撃されている事もあり、体についている寄生虫を日光浴で殺菌しているとも言われています。
また、体についている寄生虫を振りほどこうとして、海面からジャンプして、その勢いでこの世を去ってしまうマンボウもいます。
こうなると、マンボウの行動すら謎になってきます。
日光浴中に海鳥が、マンボウの体に下りてくる事もあり、その時に海鳥の足の爪で皮膚が傷つくとそのストレスで、やはりこの世を去ってしまう事も有るのです。
また、マンボウは近くにいた仲間のマンボウがこの世を去ってしまった事を知ると、仲間が居なくなった事でストレスを感じて、自分もこの世を去ってしまうことがあります。
かなり、ストレスに対しての過敏な体質なのでしょうか。
なんでこうなるのかも未だに不明なのです。
マンボウの口には若干ながら歯が付いているのですが、口を動かす事が出来ない為に、主食となるのがクラゲなのです。
稀にカニやエビなどの甲殻類も食する様ですが、その固い殻が内臓に刺さったりすることで、この世を去る事もあるようです。
食事も命がけと言う事になります。
マンボウは卵を3億個を産む事がわかってはいますが、一気に3億個を放出するのか、また時間差で産んで行くのかは、確認がされていません。
また卵を産卵する時には、普通ならばオスが必ずメスの周りにいるのですが、オスがそばにいることすらもわからないのです。
産卵のメカニズムも解明されていない状態なのです。
まとめ
マンボウの生態について紹介してきました。
謎だらけのマンボウですが、飼育するのも非常に難しい様です。
水族館でもマンボウを見る事ができた方々は結構ラッキーなのかもしれません。
ちょっとした事が、ストレスになってしまうことなので、水族館ではかなり気を使って飼育しているのです。
マンボウは時速2kmで泳ぐ事が分かっていますが、これは鯉よりも遅いスピードなので、海流に身を任せて流れていると言ったほうがいいかもしいれません。