深海の生物には、なぜ深海で生きていくことができるのか?
なぜその機能が必要なのか?など、様々な謎が詰まっています!
その中でも深海の生物に多い謎としてあげることができるのは「発光する生物」ということではないでしょうか。
今回はコウモリダコの特徴!発光器がついている!?についてご紹介します。
コノ子はコウモリダコ
現在のタコがイカかラ分化する、そノ中間的ナ形態デ「生きた化石」の1ツだヨ
膜ノ張っタ太い8本ノ他、「フィラメント」ト呼ばレル細い2本ノ触手がアるネpic.twitter.com/WGX54FGezo— 深海のオトモダチを紹介するレ級bot (@re_class_dpc) 2018年6月9日
コウモリダコは発光する?
コウモリダコも発光する生物として有名なのですが、一般的に深海生物が「光る理由」とは目的が少し違うようなのです。
発光する深海生物の代表として、チョウチンアンコウをあげてみたいと思います。
チョウチンアンコウの場合、光を発することにより疑似餌として餌を誘き寄せる働きや、生殖活動のためにオスにアピールするためといった目的があり、光っているとされています。
基本的には、チョウチンアンコウのような理由から光っている深海生物が多いようなのですが、コウモリダコの場合は自分が捕食されないように、逃げるために発光器を使っているそうなのです。
イカやタコの仲間なら、墨をはけばいいじゃない!と思う方もいらっしゃるかと思いますが、コウモリダコは墨袋を持っていないのです。
コウモリダコは、光ることに関してはエキスパートとも言ってもいいかもしれません!
3種類の方法で光ることが研究で明らかになったのです。
一つ目は目の後ろ、2つ目は足の付け根と足先に、3つ目は足先から発光雲と呼ばれる発光粘液を噴射することができるのです!
この発光粘液の機能がすごく、粘液の中には1000個以上の光の粒子が埋め込まれているため、発射してから10分近くも強烈な光を放つことができるそうなのです。
こんなにすごい機能を持っているなら、絶対捕まらないのでは!?とワクワクさせてくれる発光機能なのですが、アザラシやサメの胃袋からコウモリダコが発見されるところを見てみると、やはり万能というわけでもなく、逃げ切れるかどうかは状況次第ということになりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はコウモリダコの特徴!発光器がついている!?についてまとめてみました。
コウモリダコには目の後ろ、足の付け根と足先、足先から発射される発光粘液と3つの発光器が存在し、発光するときは基本的に敵から逃げるために用いられているということがわかりました。
とても暗い深海では墨をはくよりも、光で目くらましをした方が効果的であるため、確かに墨ではなく、そのような機能を持っているのかもしれませんね。
深海生物はまさに神秘!これからも研究が進み、新たな発見があることを楽しみにしています!