ブロブフィッシュは深海魚の仲間なのですが、カサゴ目・ウラナイカジカ科の数種類をまとめて呼ばれることが多いです。
英語では、ぶよぶよした魚という意味があります。
このウラナイカジカ科に分類される魚はさらに2亜科8属に分けられるのですが、計35種もの種類が存在しています。
その中でも私たち日本人がもっとも親しみやすいのは、ニュウドウカジカではないでしょうか?
ニュウドウカジカはオホーツク海からベーリング海にかけて生息しているので、まだ目にする機会が多いといえるでしょう。
では、ブロブフィッシュとはどんな魚なのか、どんな大きさなのか詳しくみていきましょう。
ブロブフィッシュの大きさは?
ニュウドウカジカは、カサゴ目・ウラナイカジカ科・ウラナイカジカ亜科・ウラナイカジカ属に分類されています。
このウラナイカジカ属に分類される魚は現在11種類で、他にはウラナイカジカ、クマノカジカ、トサカジカ、そして、和名は不明ですがPsychrolutes marcidusなどがいます。
大きさは種類によっては色々なのですが、中でもニュウドウカジカが一番大きいとされていて、体長は40-60cmくらいになるようです。
また、生息域はオホーツク海やベーリング海以外にも太平洋、インド洋、大西洋の水深800-2800mに分布しているとされています。
ウラナイカジカ属の他の魚も見てみましょう。
Psychrolutes marcidusは主にオーストラリア、タスマニア、ニュージーランド沖に生息し、体長は大きくても30cmくらいまでだそうです。
またトサカジカは、オーストラリアやニュージーランド辺りの深海にすんでいるようです。
ほかにもウラナイカジカはオホーツク海や日本海、ベーリング海、アメリカのワシントン州にあるピュジェット湾の海底1000mくらいまでの場所に生息していて、体長はなんと7㎝ほどまでにしかならないようですよ。
またその姿もとても可愛いです。
さらにクマノカジカの体長についてはあまり情報がなかったのですが、クマノカジカは絶滅危惧種にも指定されているようです。
絶滅危惧種には指定されていませんが、ブロブフィッシュの生態などまだまだ不明な点が多いものの、生息数が減ってきているともいわれています。
まとめ
ブロブフィッシュの呼ばれる深海魚の大きさなどについて、まとめてみました。
全体的にそんなに大型になる魚ではないということが分かりましたが、その他生態などについてはまだまだ良く分からない点も多いようですね。
水族館でもなかなかお目にかからない魚ですが、一度は姿を見てみたいものです。