ブロブフィッシュはカサゴ目・ウラナイカジカ科に分類される深海魚で、おもに海底付近に生息しています。

実はこの魚、世界一醜い魚として第一位を獲得したこともあり、マスコットキャラクターやぬいぐるみにもなっていて、意外とファンが多いのです。

また、アメリカのマイケル・ハーストという音楽家は、2012年にブロブフィッシュと名付けたアルバムをリリースするなど、いろいろな所でその知名度が上がっています。

ウラナイカジカ科の中には8属35種がいるとされていますが、その中にニュウドウカジカという種類(学名:Psychrolutes phrictus)もいます

ニュウドウカジカは主にオホーツク海からベーリング海の水深800-2800mあたりに生息しているとされています。

あまり目にすることもなく珍しい魚なのですが、まれに北海道では目にすることができるようです。

では、水族館で生きているブロブフィッシュに会えるところはあるのでしょうか?

調べてみましたので、ご紹介していきたいと思います。

ブロブフィッシュ 味

ブロブフィッシュに会える水族館は?

ブロブフィッシュは生息している場所がとても深い所だということもあり、なかなか目にする事もなく、まれに漁などで混ざって水揚げされたとしても、生きている個体を入手することが非常に困難だと言われます。

生きているかどうかは別として、北海道では比較的目にする機会は他と比べるとあるようです

さて、現在生きた個体を見れるところはあるのでしょうか?

2018年5月下旬現在は、アクアマリンふくしまという施設で、なんと生きている個体が展示されているとのことです

2018年4月に北海道の羅臼沖の水深800-1000mあたりの刺し網で捕獲されたばかりの個体で、体長約60cmのニュウドウカジカだそうですよ。

ただ、これまでブロブフィッシュは長い飼育例がなく、生態などもあまり明らかになっていないので、興味のある方はお早めに、そして当日問い合わせをしてから出向かれた方が良い気がします。

このほかにもブロブフィッシュが展示されていた例として、2015年に静岡県の沼津港深海水族館で数日間展示されたことがあるようですが、なかなか飼育が難しく現在では展示されていないようです。

ただ、将来的には展示できる日がくるように前向きに努力されているようですよ。

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まとめ

まだまだ謎の多い深海魚、ブロブフィッシュが見られる水族館についてご紹介してきました。

飼育が困難なようなので、なかなか生きた個体に会えるのは難しそうですが、この記事を書いている現段階では会える水族館がありました。

今後、彼らの調査が進み、いろいろな施設で展示される日がくるのが待ち遠しいですね。

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