皆様はクダクラゲという生物の名前を聞いたことがありますか?
実は、野生の「マンボウ」の餌の代表がクダクラゲなのです。
クダクラゲの学名は「Marrus orthocanna」、水深600~1000mの深海に生息しており、形も長さも様々、クダクラゲゆえの理由から標本として残されることはほとんどなく、謎の多い生物であるとされています。
今回はクダクラゲの長さや特徴についてご紹介します。
クダクラゲの長さは?
クダクラゲはものすごく長い生物であるとされており、その長さは多くは40m前後だそうですが、なんと長いものだと50~80mの長さになるものもいるのだとか!
現存の最大種であるとされるシロナガスクジラでも、体長は最大34mともされているので、長さだけについて考えればシロナガスクジラよりも長い生物ということになりますよね!
クダクラゲの仲間には猛毒を持つことで有名な「カツオノエボシ」や世界最長である「マヨイアイオイクラゲ」などがいます。
しかし、このクダクラゲは小さな個体が寄り集まって作られる群体生物であるため、何かの衝撃や海上に出るとバラバラになるということが特徴です。
そのため、クダクラゲは特に決まった形というのはなく、また、クダクラゲの標本として形を残すのは難しいとされているようです。
また、冒頭で紹介した通り野生のマンボウの餌ともなるのですが、海から出そうとするとバラバラになり亡くなってしまうために水族館のマンボウはクダクラゲを食べることができません。
マンボウは水族館での飼育が難しいとされているため、長期飼育ができない理由とクダクラゲには、なにか密接な関係があるのかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はクダクラゲの長さや特徴についてまとめてみました。
クダクラゲは600~1000mの深海に暮らす生物で長さは、長い種類のクダクラゲで通常40m前後、長いものだと50~80mの長さになるものもいるとされており、群体生物であるため生きたままのクダクラゲを水から出そうとしてもバラバラになってしまうためできないということがわかりました。
クダクラゲについて未だ解明されていないことも多いため、ミステリアスな深海魚の代表格と言ってもいいかもしれませんね!