海にいる生き物で鳴き声を聞いた事があると言うと、多くの方がイルカやクジラと言った所ではないでしょうか。
鳴き声を発するものの多くは、哺乳類です。
イルカやクジラはそうです、哺乳類です。
では、魚類であるマンボウは鳴き声を発しない事になりますが、実際はどうなのでしょう。
マンボウは本当に鳴くのか?の前に魚には鳴き声があるのか?
マンボウが鳴くのかの前に、そもそも魚が鳴くのか?と言う疑問がわいてきます。
アジやホッケ・サケ・サバなどを開きにしても口からお腹にかけて声帯又は喉と言う物を見た事がないと言う方がほとんどでしょう。
哺乳類には基本的には声帯があるので、口から音を発する事が出来るのですが、魚類にはこれらの様な物がありません。
魚には鳴き声がないと言う事になるのですが、世界で確認されている魚の種類は20000種類以上が確認されていますが、音を発する魚は800種類もいるのです。
その多くが、低音のしわがれ声の様な音や喉をゴロゴロと慣らす様な音・はじける様な音を発する魚もいます。
これらは全て声帯がなくても、歯ぎしりや胸ヒレで体を叩くことなどで、筋肉を振動させて音を出している事になります。
魚の鳴き声は捕食者に対する威嚇や縄張りを守るため・繁殖期などに発することが多い様です。
哺乳類の様な高度な意思伝達能力というよりは、自分の存在をアピールするための物と考えても良さそうです。
マンボウは群れで行動する事が少ない魚になりますから、マンボウが鳴き声を出せるとしても、非常に珍しい行動になる事は間違いないでしょう。
マンボウは実際は鳴き声を発する!?
マンボウはフグの仲間の魚という事が分かっています。
まずフグは鳴き声を発するのか?が問題となります。
フグは、歯と歯を擦り合わせて「グゥーグゥー」と鳴く事が分かっています。
このフグの鳴き声が豚に似ている事から、フグの漢字表記は河豚と書くようになったとも考えられているのです。
と言う事は、マンボウもフグと同様な鳴き声を発する可能性があると言う事です。
マンボウにも口に歯が生えている事から、擦り合わせて音を出す事は可能であると言う事になります。
ただ、マンボウの口は完璧には閉じる事が出来ない事もなるので、人間の奥歯?的な所を擦り合わせて音を出していると考えてもいいでしょう。
ただ、実際にマンボウの鳴き声を録音している物が動画サイトでも見つからなかったので、推測の域が出る事ができません。
実際にマンボウの鳴き声を聞いた事がある方も少なからずいるようですが、どの方もマンボウって鳴き声出すんだと言った様に驚きのコメントを残している程度です。
一応マンボウも鳴き声を発する事だけは確認が取れているということの様です。
まとめ
マンボウの鳴き声について紹介してきました。
世界で800種類も鳴き声と言うか音を発する魚がいると言うのは驚きです。
それに、あれだけ大きいマンボウも鳴き声を出すと言う事になれば、かなり大きな鳴き声になるのではないでしょうか。
実際の鳴き声がないので何とも言えませんが、聞けば必ず驚く様ですから、その体から出る音とは違うように感じるのかもしれませんね。