みなさんは「クマムシ」というものをご存じでしょうか。
世界最強の動物である、ということで聞いたことがある人はもしかしたらいるかもしれません。
しかし、「クマムシ」というのは特定の種類をさしてつけられたものではないんです。
実は、クマムシというのは、ある特徴を持った動物の総称なんです。
これがどういうことなのかということも踏まえて、クマムシとはどんな動物なのか、そして、クマムシの中にはどういう種類の動物がいるのか、ということなどを紹介していきたいと思います。
クマムシって?
クマムシ、というのは、緩歩動物門に属する動物の総称で、四対八脚でずんぐりとした足を持っているという特徴的な見た目がどこかクマを彷彿とさせるものだとして、そのような名前をつけられました。
世界最強と言われるのは、乾眠(クリプトビオシス)という休眠状態に入ることで、環境の変化に対して異様な適応能力を見せるためです。
この乾眠をしている間だと、極度の乾燥状態、そして150度の高熱、絶対零度の超低温にも耐えることができます。
また、真空から7500気圧までの高圧にも耐えることができる耐圧性や、放射線物質への耐性なども備えるということも実験で明らかになっています。
しかも、上記のような極限状態の中でも、乾眠の状態に入っていれば長期間生存することができるということも明らかになっており、その耐性の強さがよく知られているため、世界最強の生物などと言われることがあるようです。
クマムシの種類は?
このクマムシの中の何種類かを紹介したいと思います。
有名なものとして、コケに生息するオニクマムシ。
これはワムシやセンチュウなどを食べる肉食のクマムシです。
同様にコケに生息しているクマムシとして、ニホントゲクマムシというものもいます。
ですが、このクマムシは見られることが少なく、レアリティが高いクマムシとしても知られています。
生クロレラしか食べられないヨコヅナクマムシなどというものもいて、偏食家なクマムシとして知られています。
まとめ
クマムシと一言で言っても、その中には色々な種類がいるようです。
クマムシの世界も奥が深いんですね。