ディズニーキャラクターの人気者の一人ダンボに似ていることから名づけられたダンボオクトパス。
その名称通り、ダンボのような大きな耳が特徴のオクトパスになります。
和名では、オオクラゲダコ。
可愛い姿が人気のダンボオクトパスは、どのような生態をもった深海生物になるのでしょうか。
ダンボオクトパスの生態について
ダンボオクトパスは、黄色い体と大きな耳をひらひらさせて泳ぐ姿が可愛いと、今話題の深海生物になります。
生息している水深は300~400メートルになります。
いわゆる中深層に生息する深海生物になり、大きさは小さいものであれば20センチ前後、大きなものになると180センチ近いものまで、生息が確認されております。
ちなみに、体長180センチのものの重さは5.8キログラムあったとのことです。
ダンボオクトパスは、まだまだ研究の余地があり、生態に関しても、詳しいことは判明しておりません。
ですが、プランクトンや甲殻類を好んで餌にしているとの情報があり、通常のオクトパスと同じく、水を吸い込み漏斗から噴射しつつ泳ぐ姿が確認されております。
但し、水圧の高い深層部に異動する際は、その噴射だけでは移動が難しく、そんな時はダンボのような大きな耳を器用に使って移動します。
餌を見つけた時は、ダンボのような耳をひらひらと動かし、正確に餌に向かって進むことができるとのことです。
ちなみに、耳のサイズは、身体に似合わないサイズをもったものから、中くらいのものまで、様々。
身体の形状も、丸いものから細長いもの、平たいもの等、様々な形状をしたダンボオクトパスが存在しているとのことです。
その可愛い姿をとらえた動画がアップされています。
発見したのは、オーストラリアの研究チームになります。
水深2750メートルの場所で発見したそうです。
まとめ
メンダコと間違われやすいダンボオクトパス。
見た目は非常によく似ており、区別がつかない場合も少なくありません。
ただ、ダンボオクトパスは深海に住んでいるため、メンダコのように表層部に顔を出すことはありません。
また、メンダコの身体は平たく、膜が覆っておりますが、ダンボオクトパスには、膜はありません。
丸っこい身体に大きなヒレで、見分けることができることのことです。