海水浴や、潮干がりに行くと意外な生き物に合うことができますよね。
海の生物は色んな形や動きをするなあ、と思ったことがあります。
そのいろいろな形の中で、植物か動物か静止画ではわからない生き物がいます。
テヅルモヅル(手蔓藻蔓)と言います。
英語では「Basket Fish」と書かれます。
漢字や英語で少し想像できますが、その特徴的な外見の原因となるのはその腕になります。
テヅルモヅルはツルクモヒトデ目に属する種類です。
ヒトデは5本の腕を持っている、星形の印象がありますが、このテヅルモヅルは腕が何回、何十回と先に行けば行くほど枝分かれをしており、たくさんの触手をもっています。
そのため、日本語、英語ともそのようなイメージで名前が付けられたように思えます。
もちろん生き物ですのでちゃんと食事をします。
どこで見れるの?会えたりする?
謎な外見と動きをするこのテヅルモヅルですが、時々漁師の底引き網に引っ掛かり捕獲することができます。
食事もプランクトンや、オキアミなどを摂取するようです。
しかし、いざ見つけようとすると少し難しく、深海性の種が多く、また岩場の多いごつごつした水流の早いきれいなところを好むため、研究のために捕獲しようとしても見つからないこともあるそうです。
また、その何十、何百と枝分かれした触手はとてももろく、少しの衝撃で壊れることもありますので注意も必要です。
しかし、研究者も少なくいまだ生態のすべてを把握することはできてませんが、少しずつ関係者の方々の努力で解明されつつあります。
そんな、テヅルモヅルですがちゃんと、水族館でタイミングが合えば展示されていることがあります。
各水族館で大学やそのほかの関係ある団体で学術交流関係を結んでおり、生態調査などで捕獲でき、環境になじませることができれば展示されることも可能です。
生き物ですので、絶対にここの水族館にいるとは言えませんが、色々な水族館で紹介もされています。
確実に会いたい!場合はやはり電話で問い合わせるのが一番ではないでしょうか。
一番の近日情報ですと2018.4.24 名古屋港水族館で準備を進めているようです。
まとめ
謎の生き物、テヅルモヅル。
深海性のため、普段私たちが見ることのできない世界に棲んでいるため、めったにお目にかかれませんが、タイミングが合えば水族館で会うことも可能のようです。
植物のようで生き物の謎の生物、テヅルモヅルの一度動きをリアルで見てみたいものですね。