皆様はスケーリーフットという生物の名前を聞いたことはありますでしょうか?

体が金属でできている生物と聞くと「作り話?信じられない!」と思う方も多いのでは!

事実、筆者も最初は「えっ!?」と思いました。

深海に住んでいる巻貝で、未だ謎が多いスケーリーフットは、飼育することは難しいのでしょうか?

今回は深海に住む謎多き巻貝、スケーリーフットの飼育についてご紹介します。

#鱗舟玉貝 #スケーリーフット #標本 #新江ノ島水族館

籠女さん(@ca50me)がシェアした投稿 –

スケーリーフットの飼育は難しい?

スケーリーフットは、長期飼育が非常に難しいとされている生物です

神奈川県にある新江ノ島水族館では、2009年に生きたスケーリーフットの一般公開をしていたことがあるそうです!

そのときは11月30日に公開を開始し、12月2日に公開を終了しているところをみると、一般公開されていたのは3日ほどですよね。

現地にて採集後、連れ帰り一般公開されたのは19日目だったとのことですので、約22日生存していたものと思います。

殻やウロコ部分が金属でできているため、通常の環境ですと酸素が多すぎて、体が錆び付いてしまうそうなのです

いわゆる「酸化現象」というやつです。

一度錆び付いてしまうと長生きすることは難しいそうです。

そうすると、スケーリーフットが住む深海と全く同じような低酸素の環境という特殊な環境で育てる必要があるため、特に一般家庭での飼育は不可能に近いのではないかと思います。

スケーリーフットの餌については二酸化炭素だそうなのです

なぜ二酸化炭素で生きていけるの!?という話なのですが、体に住まわせている微生物が二酸化炭素を分解し、スケーリーフットの栄養分に変換して渡しているのだそうです。

本当にスケーリーフットは謎が多い深海生物!その謎が解明される日を期待して待っていましょう!

Sponsored Link

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は深海に住む謎多き巻貝、スケーリーフットの飼育についてまとめてみました。

スケーリーフットは長期飼育が非常に難しいとされており、通常の環境ですと体の金属部分が錆び付いてしまうそうです。

飼育するためには深海と同じような低酸素の環境を作り出す必要があるということがわかりました。

ちなみに、スケーリーフットの標本は新江ノ島水族館にて展示してあるそうですので、気になる方は調べて頂ければと思います!

Sponsored Link