皆様はメンダコと言う名前を聞いた事はありませんか?
陸に上がると体を支えられずにメンコのようになるので、メンダコという名前になったちょっと変わったタコの仲間です。
メンダコは普通のタコとは棲んでいる場所が違います。
普通のタコの様な多彩な能力は無いようです。
その棲んでいる場所がメンダコの特徴に表れています。
今回はメンダコの生息地について紹介します。
メンダコの生息地は?
メンダコは水深200~1000m付近に棲んでいます。
場所は、相模湾~東シナ海位まで生息しています。
一般に太陽の光が届くのが、水深200m位までなので、それ以上の深さを深海と言っています。
冒頭でお話した体を支えられない、というのは、深海に棲んでいるからです。
水深200mの水圧は,21気圧です。
21気圧といってもピンとこないでしょうが、1気圧はおよそ1平方センチメートルあたり1kgの重さに相当するので、21気圧とはその21倍の力がかかっていることになります。
1000mになると、とんでもない力になります。
そんな所でも生きていけるのですから、逆にいうと地上では生きられないのです。
ちなみにメンダコはなぜその水圧に耐えられるのかというと、体のほとんどが液体で満たされているような体のつくりになっているからです。
メンダコの生態については、よく分かっていないことが多く、謎に包まれています。
海底にいる時は足の先までついている傘膜という文字通り傘のような膜を広げて、円盤のような姿をしています。
泳ぐときは体を弾丸のような形にして、胴体のひれをプロペラの様に回して進みます。
いつも眠そうな目をしている耳の様なものはひれです。
泳ぐときには、この耳のようなひれを忙しげに羽ばたかせます。
まとめ
メンダコは深海のタコです。
しかし、その姿が可愛らしく今人気者になっています。
実は、このメンダコですが、タコ類の進化を見る上では、貴重な種だとも言われています。
メンダコを見る事が出来るのは、限られた水族館だけで、それもいつもいるとは限りません。
もし、メンダコを見たいとお考えなら、必ず水族館に確認してから行くとよいですよ。