ハナガサクラゲの特徴は、鮮やかな見た目と伸縮性に優れている長い口です。
飼育元では口元にライスなど与えると、それを胃の中まで運ぶ姿を見ることができます。
自然下では、10cmを超える魚類を口に咥えながら泳ぐ姿なども観察されています。
海の中では低い所を泳いでいる為、海上からはその姿を見ることができませんが、底引き網にかかったハナガサクラゲを水族館へ運ばれることもあります。
飼育下では餌の魚を自分では食べないため、給餌時には水槽から一旦あげて、一匹ずつひっくり返して口へ餌を押し込んで与えなければなりません。
昼間は岩場でじっとしていることが多いのですが、触手に小石を持って体を沈ませるという行動をとることがあるそうです。
普段海ではなかなか見ることができないハナガサクラゲはどこの水族館で主に見ることが可能なのでしょうか?
どこの水族館で見れるの?
ハナガサクラゲは、主に沖縄の美ら海水族館と神奈川県の新江ノ島水族館で見ることができます。
昼間はあまり泳がないで岩や海藻にくっついていることが多いのですが、夜間は活動します。
刺肪毒は強くて、しらすやオキアミなどを餌として与えているそうです。
そうして餌を食べた後は活発に動き出します。
ハナガサクラゲは派手で色彩が特徴なのですが、沖縄で採集されるものは淡い色が多いそうです。
夜に踊りだすクラゲなので、水族館で昼間に見られるハナガサクラゲは、踊り疲れて眠ってしまっている姿という事です。
けれど、江ノ島水族館では、ハナガサクラゲの水槽を昼夜逆転させて、昼間に踊らせるようにしているので、その姿をこの水族館では観察ができます。
まとめ
海の生き物でももちろん昼夜が逆転している生物はあります。
ただそのままの状態で水族館に展示していてもお客さんは面白くない為、あえて飼育員さんが昼夜を逆にさせて人間の生活に合わせてくれているということでした。
この生物は夜行性です等の掲示があれば、普段は見ることはできないんだなと、特別感が湧いて、なお楽しめることでしょう。