いくら深海に住む生物であるとはいえ、水深8200mで泳ぐことのできる魚は存在しないという説があるということをご存知でしょうか?
2008年には水深7703mの場所で発見はされていましたが、2017年には水深8178mで泳ぐことのできる深海魚として話題になったシンカイクサウオ!
今回の発見は、もしかすると8200mの壁を覆すきっかけになるかもしれない大発見なのです!
今回は、水深8178mでも泳ぐことができるシンカイクサウオはどんな魚?についてご紹介します。
【シンカイクサウオ】深海性カサゴ目。水深6,000m以深に分布し、海溝の海底付近で生活する底生魚。体長約10-20cm、最大35cm。体は淡桃色かつ半透明で、内臓の一部が透けて見える。目は黒くて小さい。活発に遊泳し、ヨコエビなどを捕食。 pic.twitter.com/OgHpQwdq
— 深海少女 (@prptrs) 2012年6月19日
シンカイクサウオは水深どのぐらいの場所にいる?
シンカイクサウオは水深6000mより深い、いわゆる「超深海」と呼ばれている場所で暮らしています。
8178mの超深海では酸素も少なく、2~4℃の低水温に加え、ゾウ1600頭が上からのしかかるような高水圧という過酷な環境で過ごしているのです。
ちなみに今回見つかった8178mで暮らす「シンカイクサウオ」として紹介してはいますが、厳密にいうと「マリアナスネイルフィッシュ」というシンカイクサウオの仲間とされていますよ。
深海に暮らす生物といえばチョウチンアンコウなど、見た目がちょっと怖い生物ばかりだと思っている人もいらっしゃるのではないかと思います。
今のところ深海の最深部で暮らすシンカイクサウオは一体どのような姿をしているのか・・考えるだけでも恐ろしいですよね!
しかし、シンカイクサウオは深海に暮らす生物の中でも指折りのかわいさでとても人気が高いのですよ。
シンカイクサウオはウーパールーパーのような見た目で、体の一部は透けており、体の表面はゼラチンのような物質で覆われています。
深海にもこんなにかわいい生物がいるんだ!ときっと感動して頂けると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、水深8178mでも泳ぐことができるシンカイクサウオはどんな魚?についてまとめてみました。
シンカイクサウオは水深6000mより深い、いわゆる「超深海」と呼ばれている場所で暮らしております。
また、8178mの超深海では酸素も少なく、2~4℃の低水温に加え、ゾウ1600頭が上からのしかかるような高水圧という過酷な環境で暮らしているのにも関わらず、かわいい見た目をしている人気の深海魚であるということがわかりました。