深海に暮らす生物には、我々が未だ知らない様々な生物が暮らしています。
その中に「シンカイクサウオ」という深海生物がおりますことをご存知でしょうか?
「シンカイクサウオ」という名前には、実はある場所の方言が使われているそうなのです!
今回はシンカイクサウオの学名や英語の読み方、和名の由来などについてご紹介します。
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ん、ウーパールーパー?!「生き物」
最も深い海で魚を撮影 8178メートル、海洋機構 https://t.co/pPIuiZN1FY
水深8178メートルで5月に撮影されたシンカイクサウオ(中央)。左は餌としておびき寄せたヨコエビ、右はヨコエビに食べられたサバの骨 pic.twitter.com/r8Ce6HbARI— 風 Ⅱ (@kimagasenohaha) 2017年8月24日
シンカイクサウオの学名は?
シンカイクサウオの学名は「Pseudoliparis amblystomopsis」とされています。
和名を「シンカイクサウオ」というのですが、「深海の臭い魚」という意味ではないのだそうです。
シンカイクサウオは、ゼラチンのようにぶにゅぶにゅしたもので体が覆われているため、食べることはできないそうです。
最初に捕れたところが石川県であったため、石川県の方言である「くさい(つまらない)」を用いて「食べることができない、つまらない魚」という意味のシンカイクサウオと名付けられたようです。
シンカイクサウオの英語名は?
シンカイクサウオの英語名は調べましたが、これ!というものは確認できませんでした。
しかし、シンカイクサウオの仲間である、英名「マリアナスネイルフィッシュ」という深海魚をみつけましたので、こちらをご紹介したいと思います。
この、マリアナスネイルフィッシュはマリアナ海溝にて世界最深と言われる8178mという深さで発見されたシンカイクサウオの新種です。
しばらくの間は学名つけられていなかったため「シンカイクサウオ」や「マリアナスネイルフィッシュ」と呼ばれてきましたが、2017年に「Pseudoliparis swirei Gerringer and Linley」という学名が新たにつけられました。
マリアナスネイルフィッシュについて、また別で記事をまとめたいと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はシンカイクサウオの学名や英語の読み方、和名の由来などについてまとめてみました。
シンカイクサウオの学名は「Pseudoliparis amblystomopsis」で、和名の由来は石川県の方言の「くさい(つまらない)」を用いて「食べることができない、つまらない魚」という意味で名付けられたということがわかりました。
英名については出てきませんでしたが、マリアナスネイルフィッシュというシンカイクサウオの仲間を代わりにご紹介させて頂きました。