チョウチンアンコウは深海魚の中でもとりわけ有名な深海生物といっても過言ではありませんよね!
皆様も一度は聞いたことがある名前だと思います。
クロアンコウはその名の通りチョウチンアンコウの一種でもありますが、その凶暴な見た目はチョウチンアンコウの中でも群を抜いています。
また、クロアンコウは大きさについて特徴があるアンコウであると一般的に言われています!
今回は、クロアンコウの大きさや特徴についてご紹介します。
『珍しいアンコウの姿を初めて撮影 米水族館』 http://t.co/x0FKLZramJ 「クロアンコウは英語で「Black Seadevil」。大きく開けた口から牙をのぞかせる姿がdevilを連想させる。」
おいしくはなさそう… pic.twitter.com/Jjt3te1uDD— ねこさん(とり) (@0tasaka) 2014年11月24日
クロアンコウの大きさについて
クロアンコウは別名「黒い海の悪魔」というほど凶悪な見た目をしているのですが、我々が見ているのはメスの姿なのです。
オスもさぞ怖い姿をしているのだろうと思いきや、実際は想像とは異なるのだとか!
実はチョウチンアンコウの仲間は、オスの姿がメスに比べて極端に小さいことが特徴であるとされています。
もちろんクロアンコウもチョウチンアンコウの特徴を引き継いでおり、クロアンコウのオスの姿は極端に小さいことが特徴なのです。
メスが野球ボールぐらいの大きさまで成長することに対して、オスはたったの4cmほどにしかならないそうなのです。
また、クロアンコウのオスは、メスのクロアンコウに寄生することも特徴のひとつであるとされています。
今までに引き上げられたチョウチンアンコウは数がとても少ないのですが、中でもメスの体に11匹ものオスがくっついていた、というのが一番多く寄生されていた例があるそうですよ。
オス一匹では生き延びることが困難であるため、メスの姿を見つけるとメスの腹部に噛み付き離れることはなく、そのうちメスの体に吸収され、一生を終えるのだとか!
自らの存在を全てメスに捧げる、献身的な愛の形であるとも言い換えられるクロアンコウをはじめとした、チョウチンアンコウの特徴は本当に珍しいものであると言えますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はクロアンコウの大きさや特徴についてまとめてみました。
クロアンコウはオスの姿がメスに比べて極端に小さいことが特徴であるということがわかりました。
また、クロアンコウのオスは、メスのクロアンコウに寄生し、徐々に吸収されてメスと一体化して一生を終えるということも併せて分かりました。
このように、クロアンコウは引き上げの個体数も特徴も非常に珍しい深海魚ですが、一度は生で見てみたい深海魚のひとつです!
この記事をきっかけに、興味を持っていただければとても嬉しいです。